こんにちは、Blogにご訪問いただきありがとうございます。
京都(宇治・伏見)で親子に寄り添う丁寧な指導 プロ家庭教師の内藤 睦です。
世の中には、いろんなものごとについて、上達の階段があります。
私は、勉強という目に見えて評価されやすい階段を昇ることを手伝う仕事です。
が、評価されやすい、見えやすい階段を昇るためにも、目につきやすいところだけでなく、見えにくい階段も大切にすることが大事、と思っています。
「上達のための階段を昇る」について、思うことを3回に分けて書いていきます。
日常風景の中にある「上達の階段」
この前、子どもを連れて公園に行った時のこと。
走ったり立ち止まったり、思い思いに身体を動かすうちの子達の横で、小学生くらいの男の子二人がサッカーボールで遊んでいました。
サッカーが上手なようで、激しくボールを取り合っています。
男の子二人は兄弟らしく、そばにお父さんが座っています。
お父さんは半分寝そべって違う方を見ていたのですが、ちらっと子ども達の様子を見たかと思うと、指示を出しました。
「もう少しこっちに向いて〇△してみ。今度は□×してみな」と。
(サッカー専門用語になじみがないので、指示の詳細は覚えられませんでした💦)
その指示は的確なようで、子ども達の動きが少し変わって素早くなりました。
「あー、このお父さんはきっとサッカー経験者、指導者なのかな」と思いました。
そして「このような人に普段から教えてもらったら、きっと子ども達はサッカーが上手になるんだろうな」とも思いました。
その子ども達はきっとサッカーが身近なのでサッカーをする。
そして上達のためのコツを普段から教えてもらい、うまくなる。
その子たちにとっては自然なことなんだろう、と思いました。
私は、勉強という上達の階段を昇ることを手伝うプロでサッカーについては全然わかりませんが、
その子達がサッカー上達の階段を昇っているんだな、お父さんは、子ども達が上達するために、上手にサポートしているんだな、ということはわかりました。
世の中には無数の上達の階段がある
世の中には、いろんな物事について、上達の階段があります。
学校にいる時間が長い子ども達にとっては、計算や漢字力、英語力など、学力ステップアップの階段が目立ちます。
その他、スポーツや芸術の分野でも上達の階段があります。
たとえば、サッカーやピアノ、水泳、お絵描きなどといった習いごととして人気のものも上達の階段が割とはっきりしていることが多いです。
でも学校などで評価対象になりにくい、大人には評価されにくいものごとにも、上達の階段があります。
ゲームの上達。虫取りや鬼ごっこといった遊びの範囲にだって上達の階段があります。
プレゼン力やコミュニケーション力や人を笑わせる力も、明快な評価方法が必ずしもあるわけではありませんが、上達の階段があるものでしょう。
そう考えると、世の中には、何かを上達する無数の階段があることがわかります。
その子は目に見える階段を昇っているか?
目に見えない階段を昇っているか?
上達の階段にはさまざまな種類があり、何の階段を昇るかどうかには、偶然やきっかけの有無も影響します。
親が研究者で家に本がたくさんあり、子どもも自然に勉強するようになった。
家の近くにプールがあったので、子どもに水泳をさせたところ、ぐんぐん上達した。
といった環境の影響はかなり大きいもの。
また、子どもに向いている階段を探すために、子どもが小さいうちにいろんな習いごとなどに触れさせようとするのも親心。
子どもに向いている階段を探したいものなのです。
そのような、多くの人が昇っているステップは「目に見える階段」です。
そして、大人にとって、子どもがハッキリよく見えている階段を昇れるかどうかは気になるもの。
子どもが、目に見えてわかりやすい階段をうまく昇れていないと、大人はやきもきすることがあります。
たとえば、学校の成績がイマイチだったとか、やりたいと言うので入会させたおけいこでなかなか上達しない、とか。
でも、実は目に見えない階段がたくさんあるのです。
他の人は気づいていないけれど、その本人だけ気づいている階段や、本人でさえ昇っていることに気づいていない階段もあります。
私は、勉強という目に見えて評価されやすい階段を昇ることを手伝う仕事ですが、評価されやすい、見えやすい階段を昇るためにも、目につきやすいところだけでなく、見えにくい階段も大切にすることが大事、と思っています。
だから、大切なのは、その子が何かの階段を昇っているかどうかを見ることだと思うのです。
それはどういうことか?
次回に続きます。
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