非日常の日常をどう過ごすか①

 こんにちは、Blogにご訪問いただきありがとうございます。
 京都(宇治・伏見)で親子に寄り添う丁寧な指導  プロ家庭教師の内藤 睦です。
 


この1か月ほどの間の大きな変化


 この間、(この1ヶ月)新型ウイルスの影響で、私達の生活や気持ちに大きな変化が起こりました。
誰も想像できなかったようなことが、日本各地で、世界で、次々と起こっていて、これからどうなるか、しばらく予測がつきません。

 日々、刻々と変わる日本や世界の状況の中で、いろいろ感じる毎日です。
 特に「自由とは何か」について考えさせられました。

 これまで私たちは、日々の行動について、たとえば「休日に何をやろうか、どこにお出かけしようか」「放課後、今日は誰と何しようか」といったことについて、使える時間やお金に限り(制約)があるにしても、自分なりに自由に決められていたと思います。
それが、「自粛要請」「休校」「非常事態宣言」などなど、外部からの制約を受け、初めて「これまで自由に決められていたんだ」と当たり前過ぎて気づいていなかったことに価値を感じたと思っています。

 そして今、私たちはイレギュラーな環境で、これまで考えられなかったさまざまなことを感じています。

 子ども達は、学校という大人が作った仕組みの中で、勉強ややるべきとされていることを一定時間やり、その中で同年代でワイワイ過ごせる時間を楽しむ、という一日の大半を作る枠組みがなくなりました。
これまで当たり前だった枠組みが、窮屈や不自由をもたらす半面、(子どもにとっても、大人にとっても)ありがたい面もあったと気づいているのではないでしょうか。

 大人もイレギュラーな環境で困っています。仕事をどうするか、これからどうなるか、子どもと過ごす長い毎日をどうすればいいか。
その中で、今まで考えられなかったようなことが起こり、どう対応すればいいか。
なにより自分たち自身が、新型ウイルスがもたらす環境変化の連続に対して、何をどうしたらいいかわからず見通しが立たないことに困っているかもしれません。


そんな中、できることはなんでしょうか?



 行動に制限はありますが、やはり「淡々と日常を過ごす」「何かに没頭する」「視野を広げる」ということではないでしょうか。


 「淡々と日常を過ごす」というのは、規則正しい生活を続ける、食事や掃除洗濯などの家事やできる範囲での仕事、家族とのふれ合い、娯楽、運動といった普段やっていることをきちんとすること。
イレギュラーな環境下で、気持ちや体調を普段に近い状態に持っていくことに役立つでしょう。


 「何かに没頭する」というのは、思わず時間や我を忘れるような好きなことをやること。
好きなことに没頭する時間は楽しいものですし、ともすればネガティブになりそうな中、ポジティブな力をもたらしてくれる気がします。
手芸や読書、映画鑑賞、ボードゲームといった家でできる趣味。
家ではできないこともいろいろありますが、ネット環境の発達した今なら、普段なら外でしかできないことでも、工夫して家の中でできることがたくさんあります。
サッカーチームでの練習が外でできなくても、家でサッカー上達のためにできる練習方法を紹介している動画がたくさんあります。
SNSの趣味の会に入ったりオンラインの飲み会に参加するなど、さまざまな選択肢があります。
非日常の中、ふだんは調べないようなことを調べてチャレンジしてみれば、新しい熱中できる世界が広がるかもしれません。


 「視野を広げる」というのは、目の前にあるニュースを鵜呑みにするのではなく「それはどういう意味を持つのか」「それに対して自分はどう思うか」をじっくる考えること。
「とにかく動く・反応する」ことが大切な時もありますが、今は「どのように情報を収集するか。収集した情報にいかに自分なりに意味づけするか」といったことが、このイレギュラーな状況下で、大切な気がします。

 先が見通せない今、「普段ならできるのに今はできないこと」「見通しが悪いこと」といったことにフォーカスするのではなく、上記のような点に意識を置くことで、落ち着くこともできるのでは、と思います。



 いかがでしたでしょうか?「淡々と日常を過ごす」「何かに没頭する」「視野を広げる」こと。
 そして、これらにプラスして「笑い」があれば、最強ですね。

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