学力UPに必要なのは、勉強だけでなく
自己肯定感!


こんにちは。京都(宇治・伏見)のプロ家庭教師 内藤 睦です。
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今回は保護者向けの記事です。


ああ、子どもに勉強してほしい!



特に秋は、こう思う保護者の方が多いのではないでしょうか。

受験生なら、過去問に取り組む時期です。
誰もが志望校を決め、プレテストが多々開催され、
「本当にここで頑張らないと!」という時期でしょう。
受験生以外の学年の方も、算数・数学なら
小2でかけ算、中2で1次関数応用と図形証明、などなど
その学年で学ぶことの一番のやま場が来るのが秋のこの時期。

そんな時期にのんびり、ダラダラしている子どもと
そのテスト結果を見て危機感を感じる保護者の方は
「世の中には、真面目にコツコツ取り組むお子さんもいるのに……
大丈夫かな?うちの子」なんて思って
「勉強しなくていいの?」
「勉強したら?」
「勉強しなさい!」
などなど、いろんな言葉で勉強することを求めたくなるものでしょう。

それでお子さんが
「そうだなあ。疲れてるし、めんどくさいけど、仕方ないからやるか」
と勉強に向かってくれたらいいんですが、
そうもなかなかうまくいかないもの。
勉強しているようで、結局スマホをいじったり緊張感が続かない。

それを知ると、保護者は「なんで勉強しないの!」「後で困るよ!」
などとついつい語気を強め、それでお子さまと揉める。
多くのご家庭で起こる、あるある問題です。



考えてみたい、子どもが勉強したくない理由




大人からすると、さっさと勉強に取りかかればいいのに、と思うもの。
でも、ちょっと考えてみてください。
実は子どもには勉強に向き合いたくない理由があるかもしれないのです。


もちろん、疲れていてすぐに勉強に取りかかれない、という場合もあるでしょう。

その他にも、友達からの連絡や好きな動画やゲーム、など、
いろんな楽しいことが他にあって、なかなか集中できないことも多々あると思います。

でも、ひょっとしたら、これまでに勉強する中で
イヤな思いをしている、ということはないでしょうか?

たとえば子どもなりに「勉強した」と思ったが、結果が出なかった。
問題を解いても難しすぎて、何が分からないのかわからない。
わからないことを続けるのは苦痛。
英単語を覚えようとしても、なかなか覚えられない。
「解けた」と思った問題の答えが間違っていた。
綺麗に書けていないことや点数が取れなかったことをとがめられた。

いろんなネガティブな経験が、ひょっとしたら
お子様の勉強への苦手意識や前向きに取り組めない要因として
あるのかもしれません。

そして、それらを素直に表現できる場合もあれば
うまく表せない、言いたくない、ということもあるでしょう。

傍から見るよりも、お子さまは勉強について
これまでの経験からいろんなことを感じ、考えているのかもしれません。



大切なのは勉強で成功体験を得るというポジティブサイクル




勉強を進んでする子は、「宿題ちゃんとやらなきゃ」
もしくは「ちゃんとしないと気持ち悪い」といった
マジメでコツコツ取り組むことが苦にならない性質といった面もあるかもしれませんが、
「マジメに取り組んだことで褒められた」
「宿題をきちんとやったからいい評価が得られた」
「テスト準備をちゃんとやったからいい点数が取れた」
「わかるようになって嬉しかった」
といった、ポジティブな経験がそこに積みあがっていることも多いのではないでしょうか。

ポジティブな経験がある→前向きに勉強に取り組む→さらによいことが起こる→さらに勉強に取り組む
という前向きなサイクルがそこにあるでしょう。

それは「やればできる」という
勉強における自己肯定感につながっています。
勉強すれば自己肯定感が得られ、いい点数が取れ、周囲もそう評価する。
それがあれば、勉強にさらに前向きに取り組むはず。

目の前の子どもがなかなか動かない時
私達はとにかく「やってほしい!」と
行動を変えるよう言いがちですが、
行動を変えるためには、その行動が起こっている
気持ちの部分を考えることも大切なのです。

気持ちがネガティブなら
「やっても楽しくないし…」というだけでなく
「やってもどうせできないし…」と
自己肯定感が上がらず、勉強が大変になるだけでなく
つらいことになってしまいます。


大事なのは勉強することと自己肯定感アップがセットになっていること




だから、
勉強に向かわない時はその理由がないかを確認し、
勉強で困ったことやネガティブな経験があるなら
それらを払しょくするような体験をすることが、大切なんだと思います。

「やり方を変えたらわかるようになった!」
「ちょっと工夫したら、覚えやすくなった!」
「勉強時間をちょっと増やしたら小テストでいい点が取れた!」
といった、成功体験をちょっとずつ積むことができたら、
苦手意識が薄まり、「勉強するといいことあるかも」
「やればできるかも」と自分に期待でき、結果さらにうまくいけば
自己肯定感が上がるもの。

「ドラゴン桜」はマンガもドラマも大人気でしたが、
学生達の群像劇的な部分の他に
「こんな勉強方法で、こんなところからのスタートでも東大に行けるんだ。
自分もできるんじゃない?」という
勉強に対するハードルが下がり、自分への期待が高まることも
人気の大きな理由だと思うのです。

行動の源泉となる気持ちが、とっても大切ですね。


保護者としてできること



「勉強しなさい!」と言うのは簡単です。
でもそれで人の行動が変わるかというとそうでもない。
そういう時は、相手に行動を要求するのではなく、
子どもの立場で「どうすれば勉強する気になるか」考えてみるのは大切なポイントです。
そして困っていることがあれば、
対策を子どもと一緒に考える。
学校の先生や塾の先生などに相談してアドバイスをもらう。
勉強の仕方や苦手強化への取り組み方、暗記方法など
「どうやれば勉強に取り組みやすくなるか」を一緒に考えることが、
「イヤだからやりたくない」というネガティブな感情から抜け出し、
「勉強で自己肯定感が上がり、さらに勉強に前向きになる」という
ポジティブなサイクルに入ることにつながります。

私もプロ家庭教師としての経験から、
どんな勉強方法が向いているか、
どうすれば理解を深められるか、といった
一つだけではない解決策をいろいろご提案することができますので
よろしければお気軽にお尋ねください。



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