算数・数学など積み重ね科目はどこから戻るべき?


こんにちは。京都(宇治・伏見)のプロ家庭教師 内藤 睦です。
ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
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今回は2021年4月期のドラマ「ドラゴン桜2」について書きかけて
そのままになっていたことを書きます。

新学期に向けて、タイミングよく先取り学習するために通塾を考えるこの時期に
間の空いたドラマの話。
笑っちゃうくらいタイミングが合っていませんが、
このタイミングだからこそ!という部分もあります。
それは、このブログを最後まで読めばわかりますよ。
それでは行ってみましょう!


数学ができるようになるためにはどこまで戻る?



2021年版「ドラゴン桜」の第4話に出てきた数学特別講師、柳鉄之介。
仙人のような風貌のおじいちゃんが竹刀を片手に
東大志望だけど学力が追いついていない、つまり
これまでの積み重ねができていない生徒たちに向かって言い放ちます。
「数学は小学校2年の計算に戻れ!」と。
そして小2の計算問題、2桁と1桁、2桁と2桁のたし算、ひき算など
100問を「3分で解け」と言われます。
これは大人でも、日頃計算から離れていたらまあムリですね……。

ただし、それくらい答えがパッと出てくるようになることは、
確かに算数・数学ができるようになるために大切だと思います。
答えを暗記するわけではないですが、
条件反射的に出てくるようになるくらいまで慣れていることが重要なのです。

残念ですが、多くの算数・数学のテストは、考える過程が合っていても
計算結果の数字が間違っていたら満点はもらえません。
だから計算は時間も労力もかけず、スムーズに合わせたいところ。
そのためには、これくらいのレベルの計算が瞬殺できることは大事です。

たとえば「23-6」を考えてみましょう。
これは、十の位から1借りてきて、「13-6」をやると一の位は7になる。
そうすると、十の位の数は、元の位の数よりも1小さくなる。
なので十の位は1、一の位は7で「23-6=17」です。
また、「33-16」なら、一の位はさっきと同じ7.
十の位は「3-1」で1減って、さらにくり下がりで1減らすので、
答えの十の位は2小さくなって、答えは「33-16=17」になります。

つまり、○3-△6=□7の場合、一の位はいつも必ず7になる。
十の位の数は、くり下がりで1減り、さらに引く数の十の位の数だけ減る
という規則に気づけば、2桁の数同士の引き算でも、
答えが相当早く出せるようになります。

このように、計算に慣れるということは答えのパターンを
「こうならこう」と素早く導き出せることです。
傍から見ると丸暗記しているように見えるかもしれませんが、
丸暗記とはちょっと違うと思います。
処理能力が上がって、結果的にほぼ暗記になった、という感じです。


前にも書いたことがありますが、
本当に大切な問題は繰り返してやることが本当に大切です。

ドラマでは尺の関係で、その後も生徒たちが
計算問題を続けてやっているところは見ませんでした。
でも、継続してやり、積み重ねることは本当に大切と思います。

得意な人も、一瞬でできるようにはなっていません。
もし、目の前の難問が一瞬で解けるように見える人がいたら
その人は神的な頭脳の持ち主である可能性よりも、
それまでに積み重ねたものが大きい可能性の方が高いでしょう。
積み重ねたものの中に、今目の前の難問を解くのに役立つ
経験があり、それを素早く自分の引き出しから出して
使っているからスピーディーにできるのだと思います。

その人のすごさは、頭脳自体にもあるかもしれませんが、
継続して積み重ねられることが大きいと思います。


できるようになるために繰り返して積み重ねる





2月は受験の結果が出たり、新しい学年を意識して勉強どうしようかと考えたりする時。
塾の新学期スタートの頃でもあります。

学校の新学期より前から、準備として先取り学習することは、
力をつけられれば、大きな自信につながると思います。

でも、思ったほど成果が上がらない場合。

それは、ひょっとしたらそれ以前の積み重ねが
できていないからかもしれません。

その時はどうするか?

後から挽回することができない、というわけではありません。
積み重ねがあまりない時は、効率よく必要なところを押さえ、
反復練習を意識的にくり返すことが大切です。

そうすることで、効果的な成長が狙えるでしょう。



いかがでしたか?
もし、「積み上げ科目でどこまで戻っていいかわからない」というお悩みがあれば、
よろしければご相談ください。
ご家庭に寄り添い、生徒さんの成長を共に支え、喜び合える。
そんな関係が築けたら幸いです。
お気軽にご連絡ください。


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