塾新学期スタート!大切にしたい教材とは


こんにちは。京都(宇治・伏見)のプロ家庭教師 内藤 睦です。
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2月に入り、塾は新学年での授業がスタートしました。
ピカピカの新品教材がお家にたくさんやってきたのではないでしょうか。

今回は、今後よく使うことになる教材の使い方の重要ポイントをお伝えしたいと思います。


塾の教材はなぜ多いの?




塾の教材。
塾によって特色はありますが、あなたのお子さまが通っているところはプリントがたくさん出ますか?
その時は注意が必要です。

多くの塾では、新しい単元をやる時、最初にテキストを使った解説があり、その後説明に準じる例題を解き、
基本問題、応用問題、発展問題…と問題が与えられ、次々と解いていく、というパターンだと思います。
その際、テキストやプリントで、一つの範囲について、少しずつ変えられた問題がたくさん出ているはずです。

たとえば、算数の植木算の問題であれば
①「長さが30mの歩道に、5mの間隔で木を植えていきます。両端にも木を植えるとき、木は何本必要ですか。」と
②「長さが800mの歩道に、40mの感覚で街灯を設置する場合、街灯は何本必要ですか。ただし、両端にも街灯を設置します」
という2つの問題は、数値と立てるブツが違うだけで同じパターンの問題ですよね。

つまり、Aという問題の次に、A’、次にA’’、さらにA’’’…と解いていく感じです。
繰り返し解くということを、都度新しいプリントや教材でやって、慣れていくのを目指す、ということなのです。

似ている問題はまるでクローン?!


もちろん、植木算にも上記以外に「端は立てない場合」「立てる本数ではなく間隔を問う場合」
「円の周囲に立てる場合」などの複数パターンがあるので、
それらの問題B、Cとその応用が入り、
A→A’→B→B’→C→C’→A’’→B’’→C’’→A’’’→C’’’→A’’’’→B’’’…
といった複雑な繰り返しにはなると思います。

次々と現れるさまざまなクローン達!!


そしてそれらを一通り解いたら単元確認テストがあり、その後次の単元に移る。
そしてまた
D→E→D’→E’→D’’…と繰り返しです。

それで時間が経って、もろもろすっかり忘れてしまった時。
復習で新たにやるのは、A””’、A”””、A”””’のプリント。こうやってプリント類がどんどん溜まっていきます。

似すぎていて、見たことあるかどうかもわからない…


塾に行けば、いろいろ自分で調べて選ぶという手間や労力が不要で、
その時一番合うと考えられる教材を手に入れることができます。
塾でしか手に入らない、志望校別の予想問題などもたくさん手に入り、
過去問以上にいろいろ練習することができます。

ただ、そういう利点を活かしつつ、子ども自身が本当に学力を身に着けるために大切なことがあります。




本当に大切な問題は繰り返してやる!




はい、これです。
本当に大切な問題は繰り返してやる!

特に苦手な単元なら、A””、A””’、A”””…と別の問題を解くよりも、
初心に返って、授業で使われたテキストや例題などをやるとよいと思います。
なぜなら、問題集を見て「あー、これなんか見覚えある」と思い、やってみればうっすらと何かを思い出す可能性があるから。

何か覚える時って、まっさらなところに何か記憶するよりも、「あー、この人って俳優の〇〇に似てる」みたいなところから覚えたりしません?
何かそれまでに覚えていることと繋がりがあるという「とっかかり」が、より馴染みやすく、より記憶を定着させやすくすると思うのです。

「おんなじ問題?その問題の答えを覚えちゃってたとしてもいいの?」という疑問が生じるかもしれません。

式を書いていく必要がある、算数・数学の問題に関してはそれでもいいと思います。

恐れながら申し上げると、「正答を書く」ことが大切なのではなく、
「正しい考え方で問題を解き進める」ことが大切なのです。

正しい考え方を持って解き進めたら、どんな問題でも、結果的に正しい答えにたどり着きます。
だから、図や式など途中過程を含めて解きましょう。

正答することは「当てもん」ではないのです(当てもん=当てもの)。

正しい過程で解けていれば、それを別の問題にも当てはめることができると思います。





塾でもらうものの中で特に大切にすべきは




プリントなどどんどん増えていくと思いますが、最終的には初心にかえれるように、
テキストや資料集のような副教材的なものを残しておくとよいと思います。

特に、6年生になってから4、5年生でやったところの復習も多いので
その時に以前使ったテキストを見返すことで、デジャビュが期待できるのではないでしょうか。

あと、模擬試験の問題も大切にしておくとよいと思います。
模擬試験というのは、計算問題、一行問題、文章題…とさまざまなタイプの良問が出ています。
これも、後から範囲の復習をする時に役立つと思います。

何より、解いてみて「模擬試験受けた時には全然わからなかった問題なのに、解けるようになってた!」
というように、以前との違いや成長度合いが実感できるのではないでしょうか。



いかがでしたか?
もし、「もうプリントや教材だらけ。どれをどう取っておけばいいかわからない!!」というお悩み、
よければご相談ください。
ご家庭に寄り添い、生徒さんの成長を共に支え、喜び合える。そんな関係が築けたら幸いです。
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