賢い=テストの点数が高い?
①小学校低学年の場合


こんにちは。京都(宇治・伏見)のプロ家庭教師 内藤 睦です。
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最近、
「中学受験のために小学校1年生から学習塾に通わせるご家庭が増えている」
という記事をいくつか見ました。

小さい頃から

「知ること・考えることの楽しさ」

に触れるのはよいことだと思います。


半面、それが塾で……となると、
どうしてもテストを受けることにつながったり
他の生徒さんと比べてしまったりと、
結果的に子ども自身を見るよりも
子どもの相対的な評価に目が行ってしまうことにならないか、
と少し気になります。

お子さん自身も、知ることの楽しさに触れる
メリット以外に、大人達からの
「先生の話をちゃんと聞きなさい」
「宿題ちゃんとやりなさい」
といったプレッシャーがかからないでしょうか。

やりたいからやると、
やらなければならないからやる
では、だいぶ違いますよね。

同じ内容でも
自発的に身に着けるか、
他人に言われて受け身で身に着ける
でも、後々違う意味を持つことになるのではないかと思います。



自発的な学びとは



何気なく目にとまったものが
綺麗な色や可愛い絵のたくさんある本や図鑑で
それを自分で読んだり大人が読んでくれたりしたら、
おとぎ話や虫たちの世界、
昔生きていたという恐竜のこと、
海外の国のこと、空に浮かぶお月さまのこと、
心の世界など
知らなかった世界が広がった。


いろんな形の虫がいて、いろんなものを食べているんだ。
空に浮かんでいる月ってこんなにいろいろ形が変わるんだ!
お話に出てくる動物たちやお姫様や登場人物って、
やさしかったり意地悪だったりいろんな性格があるんだな。
そしてお話ってなんておもしろんだろう!
楽しい。

お金を持ってお菓子を買いに行った。
いろんな金額のものを買うとお金が減るんだな。
定規で遊んだ。いろんな数と単位があるんだな。
コンパスや穴開き定規で遊んだ。
いろんな形があるんだな……。

こういった、大人がきっかけを作ってあげて
子ども達の世界が広がることが
自発的な学びだと思います。

こういったことを、いろいろ知って好奇心を膨らませ、自分のいる世界のイメージを広げる。
あれこれ考える中で、様々な断片的な知識が頭の中を横断して結びつき、
ふとした機会に思い出せる定着した知識になります。

物語を読んで「主人公はこうしたけど自分ならどうするだろう」と考えたり
環境問題について知ったら「なぜこんなことになっているのだろう」と考えたり。
こういうことって子ども達の自発的なことです。

でも「学びの量がどれくらいなんだろう」
と気になりだすと
どうしても周囲と比べてしまう。
定量的な評価をしようとするとテストを受けさせたくなる。

小学校低学年の頃は、学校のテストでも
知っているかいないか、できるかできないか
が問われるので、きちんと継続的な学習をしていれば
ちゃんと点数が取れるものです。
いわば、ある単元をしっかり習得したかどうかの
確認テストのようなものです。

本人がやってみたいと言い出したら、
英検や漢検などのテストにチャレンジするのもいいでしょう。
でもそうでなければ、まだあまりその子の能力を
定量的に測ろうとしなくてもいい気がします。

だって、測れない力をまだまだ伸ばす時期ですから。


とはいうものの、誰の人生にも「学力を測るテスト」が
やがて登場するのであれば
それへの対策はしておきたいと思うものでしょう。

これから何回か、「テストでいい点数を取ること」について書いていきたいと思います。


いかがでしたか?
ご家庭に寄り添い、生徒さんの成長を共に支え、喜び合える。
そんな関係が築けたら幸いです。
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