こんにちは。京都(宇治・伏見)のプロ家庭教師 内藤 睦です。
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計算力をどうやったらアップできるのか。
中学受験を考える小学生、中学生、高校生ももちろん、
関心が高い人は多いと思います。
計算力があれば、さまざまな問題をスピーディーに正確に解いて正解率が上がる!
そのために大切なことを、取り上げていきます。
今回は、計算力アップに大切なポイントの一つ、約数・倍数について取り上げます。
約数・倍数についてどれくらい勉強していますか?
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個人的に、約数・倍数をやり込んでいる度合いが
計算処理スピードにだいぶ影響すると思っています。
この単元、小学校の算数でやりますね。
公文でも出てきます。
そして何より、中学受験算数でガッツリ取り組みます。
約数・倍数を使う数の問題は中学入試でよく出る範囲で、
それを解くために理解しておく必要があるからです。
「12の約数を書き出しなさい」といった基本的な問題に始まり、
連除法を使って最大公約数を求めるといった問題を解き、
倍数、公倍数に移って、その後
「1から100までに、7で割って2余る数はいくつありますか」や
「2分に1回点滅する電球A、3分に1回点滅する電球B、5分に1回点滅する電球Cがあります。
9時にいっせいに点滅した後、10時までの間にA, B, Cが同時に点滅するのは何回ですか」
といった、ベン図を使って解くような応用的な問題につながります。
これらの問題は、数的処理やSPI非言語にも出てきます。
![](https://governess-based.com/wp-content/uploads/2022/04/連除法&ベン図.jpg)
約数・倍数、連除法については、中学数学でも習いますが
中学では他に重要な単元もあるし、授業でも復習程度で
それほど時間を取らないことが多いのではないでしょうか。
なにより、自分で勉強する時、十分時間をかけて勉強する
わけでなく、テスト前などに慌てて勉強する時などは
他の単元の対策に時間をかけて、約数・倍数に
おそらくあまり時間をかけないのではないでしょうか。
そうすると、「108の約数は何か」「12の倍数は何か」
といったことは「考えればわかるから大丈夫」と、
スピーディーに考える機会が生まれないと思います。
でも、この単元の習熟度合い、
つまり素早く約数・倍数を思いつくかどうかが
計算ではボディブローのように効いてきます。
なぜなら、約数がパッとわかるかどうかが
約分や通分など分数の計算をする時の
スピードに影響を与えるからです。
約数・倍数が何に効果があるの?
![](https://governess-based.com/wp-content/uploads/2022/04/分数&平方根-1024x510.jpg)
少し複雑な分数の計算になった時、まずは
通分することが必要になります。
そして大きな数が分母や分子に出てきた時、
そのまま答えにしても丸にならず、
約分することが必要になる場合が多いです。
その時、約数・倍数がスピーディーに分かれば、
何より速度が変わります。
たとえば、$\dfrac{75}{125}$
のままでは、正解になりません。
約分する必要があります。
その時、
「$75$も$125$も$5$で約分できるな」と思いついたら
$\dfrac{75}{125}$=$\dfrac{15}{25}$と約分、
さらに「あ、$15$も$25$も$5$で約分できるな」と気づいたら、
$\dfrac{15}{25}$=$\dfrac{3}{5}$と2回約分して終わりになります。
でも、「$75$も$125$も$25$の倍数だな」と気づいたら、
$75$と$125$をそれぞれ$25$で割って
$\dfrac{75}{125}$=$\dfrac{3}{5}$と1回の約分で計算を完了できるのです。
中学入試では、最初の計算問題で分数の問題は必ず出ます。
中学以降の数学になると分数の計算が増えます。
通分や約分のスピードの差が、計算スピードを左右することになります。
また、中3でやる平方根でも約数の理解が役立ちます。
$\sqrt{ 72 }$のままでは丸はつきませんが、
「$72=6×6×2$だな」と気づけば、
$\sqrt{ 72 }=6\sqrt{ 2 }$
と変形できます。
ここで、
「$72=2×2×2×3×3$だ」と気づいても、
すぐに$6\sqrt{ 2 }$にはたどり着かないでしょう。
中3で平方根を習ったすぐには、この手の平方根の中を
簡単にする問題が沢山出てきます。
この辺で、約数の感覚があるかどうかが
問題を解く速度に影響するでしょう。
時間がかかるようであれば、
問題をたくさんやる前に疲れてしまうかもしれません。
間違える可能性も高くなるかもしれません。
![](https://governess-based.com/wp-content/uploads/2022/04/2590146.jpg)
地道に約数・倍数に慣れることが大切!
約数・倍数は、「これができないと問題が解けない!」
というわけではありませんが、
処理スピードがあると計算がスピーディーになります。
そのためには練習をすることが大切です。
まずは
$\dfrac{18}{36}$=$\dfrac{1}{2}$といった
シンプルな約分から繰り返していくとよいでしょう。
約数・倍数のことを勉強するプリントなどは、ネットで探すといろいろあります。
でも、中3、高1などで約数・倍数について
しっかり取り組んだ方がいい場合、
「全部のプリントをやればいいの?」かというと
そうでもないです。
本人の力に合わせて、必要なモノを必要なだけやること。
効率的に取り組んでいくことが大切です。
いかがでしたか?
もし「どんな問題をやればいいの?」
「どれくらいやればいいの?」
といったことが気になる場合、よろしければご相談ください。
その方に合わせて、効率的に計算力を上げる教材を
ご提案することができます。
ご家庭に寄り添い、生徒さんの成長を共に支え、喜び合える。
そんな関係が築けたら幸いです。
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