その子は何かの階段を昇っているか?その③


こんにちは、Blogにご訪問いただきありがとうございます。
京都(宇治・伏見)で親子に寄り添う丁寧な指導  プロ家庭教師の内藤 睦です。

世の中には、いろんなものごとについて、上達の階段があります。
今は、ありとあらゆる分野の「どうやったら上手くなるか」という情報が溢れています。

が、見えにくい、評価されにくいが大切な階段があります。それは、見えやすい階段を昇るためにも、とても大切なことなのです。

「上達のための階段を昇る」について、第3回です。

目次
1. 「目に見える階段」だけでなく「目に見えない階段」も大切にする
2. 大人にできるサポートその①目に見える何かを上達する階段は、プロの力を利用するのが安心。でも過度に頼りすぎない
3. 大人にできるサポートその②その子は何かの階段を昇って成長をしている とまずは肯定的にとらえること
4. 大人にできるサポートその③子どもの小さな変化に気をつけること


「目に見える階段」だけでなく「目に見えない階段」も大切にする




前回、前々回といろんな種類の階段を書いてきたのでまとめてみました。

目に見えやすい階段と見えにくい階段があるということ。

勉強法やおけいこごと、趣味のものなどは、上達がわかりやすいように階段が細分化されているものが多く、学ぶ時にとても役立ちます。

コミュニケーション力やトーク力、笑わせる力なども最近、上達法が可視化されつつあると感じます。


でも「目に見えない階段」「評価されにくい階段」も実は大切なのです。

その中には、一番難しい「挫折から立ち直る階段」も含まれます。

それはたとえば、階段が見えなくても、目的がはっきりしていなくても、条件が揃っていなくても、何かをひたむきにやり続けることなのかなと思います。

それがいつの間にか何かを上達する階段につながっているのだ、と。

その力には、負けず嫌い力、はまり症、真面目さや継続力。そういったことは可視化されにくいものが大きく影響していると思います。


大人は特に、自分の子どもが人から評価されやすい、見えやすい階段を気にする傾向があると思います。

そこをきちんと見て、サポートしてあげることはもちろん大切なことです。

でも、それ以外の「目に見えない階段」も大切にすることが必要だと思うのです。

見える階段ばかり気にすることは、近視眼的なよくない影響を及ぼすこともあると思います。

そして目に見えない階段も大切にすることが、結局いろんな階段をスムーズに昇れる力になるのだと思います。

では、子どもが何らかの階段を昇るために、大人ができるサポートは何か。考えてみましょう。


大人にできるサポートその①
目に見える何かを上達する階段は、プロの力を利用するのが安心。
でも過度に頼りすぎない




今は、本当に以前に比べて簡単に、いろんな道を上達するための情報がたくさん手に入ります。

その道のプロは、その道の上達のための細かいステップについてよく知っていて、どのようにその階段を駆け上るが効率がいいかがわかり、昇ろうとしている子に合わせてうまく楽しく昇れるようにする方法を伝えることができます。


でも、親は、プロの力を頼りにしても、子どもがそこを評価しやすいように昇っているかどうかにあまり強くこだわりすぎないことが大切かもしれません。

こだわりすぎると、それ以外のところに目がいかなくなる&評価できなくなるからです。

そうなると大人に余裕がなくなり、子どもは苦しくなるのではないでしょうか。

子どもが勉強や習いごとが嫌になってしまうのは、ひょっとしたらそういう親のプレッシャーが影響しているのかもしれません。


大人にできるサポートその②
その子は何かの階段を昇って成長をしている
と、まずは肯定的にとらえること




見えやすい・評価されやすい階段を順調に昇っていなくても、実はその子は評価されにくい階段を昇っているのかもしれません。

「とは言っても、何もがんばっているように見えない」という保護者の方もいらっしゃるかもしれません。

本当にダラダラしているだけなら、ちょっと違うかもしれません。

でも、その子が元気で、何かを楽しみながら長時間やれるのであれば、その子は何かの階段をきっと昇っているのです。

「なにも頑張っていない!」と大人がレッテルを貼ってしまうのは、「コップの中にジュースが少ししか残ってない!」と言っているのと同じこと。

「こんなにジュースが残ってる」と、肯定的にとらえることが大切です。


大人にできるサポートその③
子どもの小さな変化に気をつけること




見えやすい・評価されやすい階段を順調に昇っていなくても、実はその子は評価されにくい階段を昇っているのかもしれません。

何はともあれ、子どもの様子をよく見てみましょう。

その子が何かの階段を昇っているか?それが分かるのは、近くで見ている親だけです。

「あー、この子前ならすぐ『もうイヤ!』と投げていたのに、少しだけ長く持ちこたえたな」といったちょっとした変化が、その子にとってのステップアップです。

そのステップに気づくためには、冷静に観察して、その子の現状を捉え、その子の変化を捉えること。

一面的な評価にしないこと。

そして声かけをしてあげることです。

たとえば階段途中で失敗しても、それで何かが身に着くかもしれません。

「もう少しこうすればいいかも」と工夫するかもしれません。

「他の人はすごいな」と、他人を見る目が育つかもしれません。

「自分には合わなかった」ということがわかり、別の階段を探すきっかけになるかもしれません。

そのように、大人が多面的な捉え方をすることが、「何らかの階段を昇っている」につながると思います。

「本人も自覚していない階段に昇っているとしたとしても、結局誰も気づかないんじゃないの?」と思われるかもしれません。

でも、ちょっとした変化に対して声かけをすることで、本人もポジティブになると思います。

その子がポジティブでいれば、新しい世界に飛び込んだり、新しい人と話したり、何か新しいことにチャレンジするだけのパワーが出てくるでしょう。

そうすれば、新しい環境の中で「実は見えない階段を昇っていたんだ!」と本人が今まで気づかなかったことに気づくかもしれません。



いかがでしたでしょうか?

本当に役立つかどうかなんてわからない。時代遅れになっているかもしれない。

AIが代わりにやってくれるようになっているかもしれない。

でも、その時に「やってみよう」と思わないと、「この力、意外に役立つかも?」と思えないでしょう。

「やってみよう」と思えるには、ポジティブな力が大切!

豊かな才能は、隠していても見つかる、というケースもあります。

何かできるかもしれない、でもやっぱりできないかも、となかなか自分の才能に気づけないケースもあるのは事実です。
その違いは運もありますが、自分の力をポジティブにとらえてチャレンジできること。

その子が自分の力をポジティブにとらえられるように、大人はサポートしてあげたいものです。

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