現在小学生、中学受験をしようか?と考え始めた保護者の方へ知って欲しいこと⑦

 こんにちは、Blogにご訪問いただきありがとうございます。
  京都(宇治・伏見) で親子に寄り添う丁寧な指導  プロ家庭教師の内藤 睦です。
 受験生をもつ、もしくは受験を考えるお子さまがいる保護者の方に、読んで為になる情報を発信しています。

 今回のBlogは、特に現在小学生のお子さまをお持ちのご家庭で、
「『中学受験、どうしようか?』と思った時に意識すること!!」について、詳しく述べていく連載の第7弾です。

 今までに6回に渡って中学受験を迷った時に読んで頂くと参考になるBlogを書いてきました。今回は7回目。

 現在、多くの受験生に向けての指導を行っており、私自身が中学受験の経験者でもあります。
 結果が「必ず合格」かどうかはわかりませんが、結果やそこに至るプロセスに満足を感じるかどうかは「親子がお互いの意思を尊重して結果を受け入れる」ことにかかっていると思います。
 これは受験に合格するための知識やノウハウとともに、いや、それ以上に大切なことではないか、と経験から強く感じています。


受験で合格することがゴールではなく、お子さまの人生の一部となる受験をどう迎えるか、どう進めていくか、ここがとっても大切なポイント



 小手先のテクニックではなく、 (一生持ち歩くことのできる) 生きる力を親子で高めることのできる受験。
 人生の一つの通過点である受験をどう迎えていくべきなのか、詳しくお伝えしていきます。
 2020年2月現在私がこの記事を書こうと思った経緯。
 昨年末より数名の受験生と関わり、受験の結果が届く時期となりました。
 ありがたいことに今年は希望校に合格している生徒さんも多く、嬉しい報告が続いています。

 結果が出るこの時期だからこそ、まず

なぜ受験に取り組もうと思のか、ご自身の家庭にとって、この受験はどう必要なのか・・・その部分を考える大切さをお伝えしたいと思いました。

 今回受験について気になってご訪問いただいた方はぜひ、この続きも読んでいただけるとうれしく思います。

 7回目の今回は、 ⑦中学受験を後から思い立つことのメリットデメリット です。ここでの大きなポイントは 中学受験に向けて、通常、小3の終わりから塾に通う子が多いですし、早め早めに取り組むのがよいように思われ、後から塾に入ると気おくれしたり焦ったりする場合もあるかと思います。

 ここでの大きなポイントは「早期取り組みはメリットもデメリットもあることを意識しましょう」ということ。確かに、早くから塾に通うことで受験までにかける時間は確保できます。一方でデメリットがあることも知っておいて欲しいです。逆に受験を決めるのが遅くなっても取り組む方法はあるとも言えます。
では、さっそく見ていきましょう。



 中学受験をするかどうか。
 子どもが自分で考えて「中学受験したい!」と言い出すより、多くの場合、 大人が先に考えることではないでしょうか。
 親子で「中学受験をする」と決めれば、大きな一つの進路の分岐点となることは間違いありません。
 今後の生活スタイルなどの時間の使い方、塾などの費用にかけるお金の使い方、 親子ともに置かれる環境や精神的な影響など、大きく変わってきます。
 十代前半で親子で進む子どもの進路。 どのように考えるとよいか、8回に分けて書いていきたいと思います。

①そもそも中学受験に向き・不向きはあるのか
②うちの子どもは中学受験に向いてる?能力チェック編
③うちの子どもは中学受験に向いてる?性質チェック編
④うちの子どもは中学受験に向いてる?体力・メンタルチェック編
⑤親は中学受験をサポートできる? 親の資質×柔軟性
⑥中学受験を決めたら親子で意識すること
⑦中学受験を後から思い立つことのメリットデメリット←今回はココ
⑧中学受験 合格・不合格よりも大切なこと



⑦中学受験を後から思い立つことのメリットデメリット



中学受験勉強開始がおくれた!!そんなあなたも大丈夫?


 確かに早くから塾には行っている子は、いろんなことで既に先に行っています。
 
 塾に慣れていて、塾のやり方や授業の雰囲気、先生の様子、塾の環境、友達、年間の進め方など、模試の雰囲気・結果の見方など、たくさんのことを先に経験しています。
 中学受験に必要だが学校では習わないさまざまなことを知っています。中学受験の問題文や解答方法がどんなものか、というのがよくわかっています。

 最初はそれらに戸惑うでしょう。でも、それは追いつけないものではないと思います。すぐにとはいきませんが、それでも少し時間が経てば慣れていくものだと思います。

 もう少し詳しく話していきましょう。



途中から参加することのメリット①
・新鮮でおもしろさが感じられる


 新しい環境に慣れるのはもちろん大変なことではありますが、でも塾のテキストや先生の授業、自習室での勉強など、新鮮なことが多いでしょう。
 そしてそれらがおもしろく、楽しめると思います。

 早期に受験を始めて今まで塾に通ってきた子にとっては、マンネリなのです。

 成長過程にある小学生だからこそ、大人が想像する以上に新しいことへのチャレンジが楽しくできる場合があります。サポートの仕方次第で大きく伸びる可能性があると言えると思います。



途中から参加することのメリット ②
・すり減っていない


 やはり通塾、宿題、毎週のテストや模試受験などを続けるということは、それだけ大変さにさらされています。
 個人差はありますが、毎週のようにテストがあり、その結果で自分がどんな評価を受けるか、集団の中でどんな位置づけにいるかが分かってくる。
 さらに保護者や塾の先生など近しい人からコメントを受ける。

 そういったことは、多かれ少なかれ子ども自身がちょっと疲れてしまうことではあります。もし、塾での成績がずっとあまりぱっとせず、成績別クラスなどで自分の評価が必ずしもよいものでなければ、そのため子どもの自己評価が下がることにもつながります。
 そういったことを気にしないお子さまであったり、叱責しすぎない保護者の方であれば大丈夫なのですが、そうでなければ子どもはすり減るでしょう。

 このように、受験による過酷な状況にさらされるのが後からになるので、「始めるのが遅れたから、成績が悪くて当たり前」といい意味で冷静になれると思います。



途中から参加することのメリット ③
・中だるみがない


 塾の勉強は、ある程度スパイラルです。たとえば算数でいうと、小4で簡単な文章題をやり、小5でも文章題の復習をしつつ、さらに応用問題をやり、小6では小4・5でやった文章題の発展問題を解きつつ、さらに複雑な入試向け文章題を解くことになります。しばらく経つと忘れるので、忘れないようにするのです。

 その過程で、もし、つまずけば、小5でも小6でもつまずくことになりかねません。

 また、ずっと宿題をやり、同じような問題を「またか」と解くようになり、長期間の受験勉強に中だるみ期間が発生する可能性があります。中だるみの状態をコントロールするのは、受験生も保護者も大変です。

 しかし途中から入ると、そのような中だるみをしている暇はありません。ずっとフル回転です。 短期集中になり大変な面はありますが、1学年分でも成長している子どもと、受験に取り組むことになります。
 目標に近づくことは十分可能な人もいます。



途中から始めることのデメリット
・時間がない


 メリットをたくさんお伝えしてきましたが、遅れて受験を決めるということは、どう考えても時間がありません。
そこを気にしだすと、ものすごく焦ることになるでしょう。

 いかに効果的に・効率よく勉強を進めていくかが最大のポイントでしょう。いい意味で開き直れることが大切です。

 またその覚悟で受験勉強を始めるにあたって、受験生も保護者も、目標に向かって進む決意と硬い意思がより必要になっていくと思います。



今回のまとめ


 第7弾いかがでしたでしょうか?中学受験迷っていたらスタートが遅くなった・・・そんな保護者の方に是非読んで頂きたい内容になっています。

 メリットも、デメリットももちろんあります。自分たちの環境が今どちらの状況に近いかを考えて、検討してみてください。

 今後受験に向かう時に参考にしていただき、また分からないことや、気になることは是非お気軽にご相談いただければと思っております。

 2020年新しい受験の始まりが良き時間となりますように!!
 また次回もお楽しみに。

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