こんにちは、Blogにご訪問いただきありがとうございます。
京都(宇治・伏見) で親子に寄り添う丁寧な指導 プロ家庭教師の内藤 睦です。
受験生をもつ、もしくは受験を考えるお子さまがいる保護者の方に、読んで為になる情報を発信しています。
今回のBlogは、特に現在小学生のお子さまをお持ちのご家庭で、
「『中学受験、どうしようか?』と思った時に意識すること!!」について、詳しく述べていく連載の第4弾です。
現在、多くの受験生に向けての指導を行っており、私自身が中学受験の経験者でもあります。
結果が「必ず合格」かどうかはわかりませんが、結果やそこに至るプロセスに満足を感じる場合は「親子がお互いの意思を尊重して結果を受け入れる」ということだと思います。
これは受験に合格するための知識やノウハウとともに、いや、それ以上に大切なことだと、経験から強く感じています。
受験で合格することがゴールではなく、お子さまの人生の一部となる受験をどう迎えるか、どう進めていくか、ここがとっても大切なポイント
小手先のテクニックではなく、 (一生持ち歩くことのできる) 生きる力を親子で高めることのできる受験。
人生の一つの通過点である受験をどう迎えていくべきなのか、詳しくお伝えしていきます。
2020年2月現在私がこの記事を書こうと思った経緯。
昨年末より数名の受験生と関わり、受験の結果が届く時期となりました。
ありがたいことに今年は希望校に合格している生徒さんも多く、嬉しい報告が続いています。
結果が出るこの時期だからこそ、まず、
なぜ受験に取り組もうと思ったのか、ご自身の家庭にとって、この受験はどう必要なのか・・・その部分をお伝えしたいと思いました。
今回受験について気になってご訪問いただいた方はぜひ、この続きも読んでいただけるとうれしく思います。
4回目の今回は、④うちの子どもは中学受験に向いてる?体力・メンタルチェック編 ←今回はココです。ここでの大きなポイントは「子どもが自分から勉強に向かえるかどうか」です。さっそく見ていきましょう。
中学受験をするかどうか。 子どもが自分で考えて「中学受験したい!」と言い出すより、多くの場合、 大人が先に考えることではないでしょうか。 親子で「中学受験をする」と決めれば、大きな一つの進路の分岐点となることは間違いありません。 今後の生活スタイルなどの時間の使い方、塾などの費用にかけるお金の使い方、 親子ともに置かれる環境や精神的な影響など、大きく変わってきます。 十代前半で親子で進む子どもの進路。 どのように考えるとよいか、8回に分けて書いていきたいと思います。 ①そもそも中学受験に向き・不向きはあるのか ②うちの子どもは中学受験に向いてる?能力チェック編 ③うちの子どもは中学受験に向いてる?性質チェック編 ④うちの子どもは中学受験に向いてる?体力・メンタルチェック編 ←今回はココ ⑤親は中学受験をサポートできる? 親の資質×柔軟性 ⑥中学受験を決めたら親子で意識すること ⑦中学受験を後から思い立つことのメリットデメリット ⑧中学受験 合格・不合格よりも大切なこと |
④うちの子どもは中学受験に向いてる?体力・メンタルチェック編
まず、一番身近にいる保護者の方からみて、今のお子さまはどうだろう?と感じながら読んでいただけたら幸いです。
ここでの大きなポイントは「日ごろ意識して『力』と考えにくい事を直ぐに侮れなくても、こつこつ身に着けるために地道な積み重ねが大切」です。さっそく見ていきましょう。
・体力がある
基本的過ぎて見落としがちかもしれませんが、体力があることはとても大切です。
通塾も、何時間の授業を受けることも、学校行事の後に勉強することも、体力が求められます。
受験本番の時期は、風邪やインフルエンザが流行ります。希望する中学校に合格した場合、公立中学よりも通学時間が長くなることも多いでしょう。
これらに対応できる体力があることが基本レベルとして求められます。
・メンタルが強く、冷静・現実的
中学受験のため、小4になる前から通塾される方が多いです。通塾すると塾での小テストや月1のテスト、そして模擬試験などさまざまな試験を経験することでしょう。
その結果、点数によって自分の立ち位置や順位が明らかになります。良くも悪くも自分を点数というはっきりした絶対的で相対的な評価に向き合わざるを得なくなる、ということです。
良くも悪くも、点数というはっきりした絶対的でかつ相対的な評価に向き合わざるを得なくなる、ということです。
つまり、
・学校のテストで80点以上の高得点が当たり前の子でも、塾の小テストや模擬試験では「難しい問題の解き方やたくさんの知識が身に着いているかを」問われるので、
下手をすると見たこともないような低い点数を取る可能性がある。その結果、テストの点数自体にショックを受ける可能性がある。
・点数によって、塾や模擬試験を受ける他の子たちとの中で順位が出て、志望校に対する合格判定が出る。 通っている学校の範囲よりもはるかに大きく、しかも優秀な子ども達がたくさんいる母集団の中での自分の立ち位置が明らかになり、「上には上がいる」「上位層もぶ厚く、手ごわい」といった「厳しい現実」を感じる。ということです。
これは、この年齢で塾に通わなければ知ることのない感覚であり、価値観です。そしてそれが受験の合否に関わるので、いやおうなしに真剣に向き合わざるを得なくなります。
その結果、「点数で自分も他の子ども達も評価する」という一つの尺度を持つことになります。それは受験という世界では非常に大きな意味を持ち、子どもの周りの大人(保護者や塾関係者)からの評価になるため、子どもにとって、大きな意味を持つことになり得ます。
こういった評価は、スポーツで大会を経験したり、おけいこでコンクールなどに出る機会がある子ども達、タイムや勝敗や優劣が発生する世界に属する子も意識していることではあります。
子どもも大人も中学受験の世界に受け身で入り、「こんなにテストがあるの?」とびっくりするような場合なら、点数で自分の評価がつくことに戸惑い、落ち込んだり感情的になる場合もあるでしょう。
それはストレスになり得ます。
もっと大変なのは、子どもだけでなく親もテストの点数に過度に感情的になること。
もちろん、子どものために一生懸命であればこそ、子どもと一緒に一喜一憂することになると思います。
でもそれがかえって子どものメンタルに影響を与えることにもなります。
また、何かが悪かった時に、「テスト問題が悪かった」「うっかりミスがあったからだ。本当はもっとできる」と他責になったり自分に甘すぎたりしないでしょうか。
この辺はもちろん精神的な成長とともに変わるものではありますが、謙虚に冷静に現実を受け止め、現実的に行動できることが今後の学力が伸びるカギになります。
良い意味でプレッシャーと感じてがんばったり、自分の立ち位置を冷静に現実的に判断できることは、望ましい資質となります。
・精神年齢が高い
これは、中学受験という最終的には子ども本人が一人で他の受験者と合格を争う場において、アドバンテージになります。
また、国語の読解文章のような、複雑な気持ちを読み解いたり、相手の気持ちを察したりする力が求められるところにも生きてきます。
この辺りは変えることが難しいものです。
特に精神年齢を急速に高くすることなどなかなかできないものです。ですがもちろん、メンタルについては、大人のフォローもとても大切です。
子ども達は、これからいろんなことを経験して精神的に成長していく最中なのですから。それはゆっくりの場合もあれば、なんらかのきっかけで急に起こることもあるでしょう。なので今に囚われることなく、子どもの様子を注意深く見ていく必要があるでしょう。
今回のまとめ
第4弾いかがでしたでしょうか?今回は受験にとって本当に基本となる受験生の体力・気力・精神力・・・エネルギーについてお伝え致しました。
今後受験に向かう時に参考にしていただき、また分からないことや、気になることは是非お気軽にご相談いただければと思っております。
2020年新しい受験の始まりが良き時間となりますように!!
また次回もお楽しみに。
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