こんにちは、Blogにご訪問いただきありがとうございます。
京都(宇治・伏見) で親子に寄り添う丁寧な指導 プロ家庭教師の内藤 睦です。
受験生をもつ、もしくは受験を考えるお子さまがいる保護者の方に、読んで為になる情報を発信しています。
今回のBlogは、特に現在小学生のお子さまをお持ちのご家庭で、
「『中学受験、どうしようか?』と思った時に意識すること!!」について、詳しく述べていく連載の第3弾です。
現在、多くの受験生に向けての指導を行っており、私自身が中学受験の経験者でもあります。
結果が「必ず合格」かどうかはわかりませんが、結果やそこに至るプロセスに満足を感じる場合は「親子がお互いの意思を尊重して結果を受け入れる」ということだと思います。
これは受験に合格するための知識やノウハウとともに、いや、それ以上に大切なことだと、経験から強く感じています。
受験で合格することがゴールではなく、お子さまの人生の一部となる受験をどう迎えるか、どう進めていくか、ここがとっても大切なポイント
小手先のテクニックではなく、 (一生持ち歩くことのできる) 生きる力を親子で高めることのできる受験。
人生の一つの通過点である受験をどう迎えていくべきなのか、詳しくお伝えしていきます。
2020年2月現在私がこの記事を書こうと思った経緯。
昨年末より数名の受験生と関わり、受験の結果が届く時期となりました。
ありがたいことに今年は希望校に合格している生徒さんも多く、嬉しい報告が続いています。
結果が出るこの時期だからこそ、まず、
なぜ受験に取り組もうと思ったのか、ご自身の家庭にとって、この受験はどう必要なのか・・・その部分をお伝えしたいと思いました。
今回受験について気になってご訪問いただいた方はぜひ、この続きも読んでいただけるとうれしく思います。
3回目の今回は、③うちの子どもは中学受験に向いてる?性質チェック編です。ここでの大きなポイントは「子どもが自分から勉強に向かえるかどうか」です。さっそく見ていきましょう。
中学受験をするかどうか。 子どもが自分で考えて「中学受験したい!」と言い出すより、多くの場合、 大人が先に考えることではないでしょうか。 親子で「中学受験をする」と決めれば、大きな一つの進路の分岐点となることは間違いありません。 今後の生活スタイルなどの時間の使い方、塾などの費用にかけるお金の使い方、 親子ともに置かれる環境や精神的な影響など、大きく変わってきます。 十代前半で親子で進む子どもの進路。 どのように考えるとよいか、8回に分けて書いていきたいと思います。 ①そもそも中学受験に向き・不向きはあるのか ②うちの子どもは中学受験に向いてる?能力チェック編 ③うちの子どもは中学受験に向いてる?性質チェック編←今回はココ ④うちの子どもは中学受験に向いてる?体力・メンタルチェック編 ⑤親は中学受験をサポートできる? 親の資質×柔軟性 ⑥中学受験を決めたら親子で意識すること ⑦中学受験を後から思い立つことのメリットデメリット ⑧中学受験 合格・不合格よりも大切なこと |
③うちの子どもは中学受験に向いてる?性質チェック編
まず、一番身近にいる保護者の方からみて、今のお子さまはどうだろう?と感じながら読んでいただけたら幸いです。
・まじめにコツコツできる
これは得がたい性質です。
頭がよかったり要領がよかったりしても、受験勉強はそれだけでは乗り越えられません。数年間の継続した勉強がどうしても必要になります。
計算練習や漢字その他の暗記物、そして新しい単元の内容を学び、基礎問題をマスターして応用問題に進む、間違えた問題は復習する、模試を受けたら見直す…。
継続してコツコツ勉強できる力は大切です。「雨だれ石を穿つ」です。
・負けず嫌い、もしくはできるようになることがうれしい
先ほどの「まじめにコツコツできる」子は、勉強をすることが生活に組み込みやすいのですが、他にも勉強に向かうことができる子が持っているよいサイクルがあります。
「知ること・できるようになることが楽しい」→「勉強に前向きに取り組める」→「成績が上がる」→「うれしくなり、さらにがんばれる」です。
まじめにコツコツできる子は、まじめに勉強に取り組みますが、勉強することで達成感が得られることを知った子も、勉強に前向きに取り組めるもの。
前向きにならないのは「やっても仕方ない」「やりたくない」「おもしろくない」と思っている時ではないでしょうか。
負けず嫌い、テストの点数がアップすることに喜びを感じられる子は、この前向きサイクルに入りやすいと思います。
ちなみに、この良いサイクルの作り方!!についても今後書いて行きたいと思います。
・中学受験に対する目的意識やモチベーションが高い
「将来に〇〇になりたいから、中学であの学校で△△をやる!」「校風がすてきな□□中学校に絶対行きたい!」といった子ども自身が積極的な意識を持っていることは何事にも代えがたい受験勉強への意欲となります。
・素直
中学受験というタイミングは、子どもだけではまだまだ判断できません。
大人が「受験しよう、がんばろう」とリードして、子どもはそれに対して「じゃあやってみるか」「やってみたらこんなに大変なの?でももう少しやってみよう」とついていけることが大切かと思います。
また、子どもには見えない「こうする方がいい」というのがあります。たとえば繰り返し復習するとか、計算方法はこうする方がいいとか、算数を解く時にまず図を描くとか。
こういうものにわからなくても「まずはやってみるか」と素直にやってみることができるのは一つの強みになります。残念ながら「こうやった方がいい」というのはあるもの。素直でないと、それをやるまでのところで気力を消費することになるかもしれません。
でも「親の言うことを素直に聞いてくれない」という場合。それは親に対して従いたくないというよりも「自分の強い意思がある」ということではないでしょうか。その強い意思が建設的なものになりそうなら、それを大切にしてあげましょう。高校受験なども含めた今後に活きると思います。
・自己管理力が高い、意思が強い
ゲームをガマンできるか。お友達と遊ぶことをガマンできるか。
ガマンとは、ゼロにすることでなくても、時間のルールを作ってそのルールを守れることでも構いません。
「何かの遊びをする楽しみ」と、「遊びで得られる楽しみをガマンして勉強し、結果を出す喜び」を比べ、後者を選べる。
プロのアスリートは、遊びを我慢して練習し、試合前は自分の食欲を押さえて食事をコントロールします。何かの道の高みを目指すためとは、不要なことを我慢できる意思の強さも試されていると言えます。
小学生の間にこのコントロールを身につけていけることは、受験だけにとどまらず、今後の人生にとても役立つのではないでしょうか?
今回のまとめ
第3弾いかがでしたでしょうか?今回は保護者の方から見る受験生の素質に話を触れた為に、盛りだくさんの内容になりましたが、本気で受験を考える家族にはとても大切なお話だと考えています。
今後受験に向かう時に参考にしていただき、また分からないことや、気になることは是非お気軽にご相談いただければと思っております。
2020年新しい受験の始まりが良き時間となりますように!!
また次回もお楽しみに。
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