現在小学生、中学受験をしようか?と考え始めた保護者の方へ知って欲しいこと⑥

 こんにちは、Blogにご訪問いただきありがとうございます。
  京都(宇治・伏見) で親子に寄り添う丁寧な指導  プロ家庭教師の内藤 睦です。
 受験生をもつ、もしくは受験を考えるお子さまがいる保護者の方に、読んで為になる情報を発信しています。

 今回のBlogは、特に現在小学生のお子さまをお持ちのご家庭で、
「『中学受験、どうしようか?』と思った時に意識すること!!」について、詳しく述べていく連載の第6弾です。

今までのBlogも読んでいただけましたでしょうか?中学受験はまだまだ成長期のお子様と保護者のかたが一緒になって向き合っていく受験となります。
私のBlogも回を重ねて長くなっていますが、是非参考にしていただけたらと思っています。

  現在、多くの受験生に向けての指導を行っており、私自身が中学受験の経験者でもあります。
 結果が「必ず合格」かどうかはわかりませんが、結果やそこに至るプロセスに満足を感じる場合は「親子がお互いの意思を尊重して結果を受け入れる」ということだと思います。
 これは受験に合格するための知識やノウハウとともに、いや、それ以上に大切なことだと、経験から強く感じています。


受験で合格することがゴールではなく、お子さまの人生の一部となる受験をどう迎えるか、どう進めていくか、ここがとっても大切なポイント



 小手先のテクニックではなく、 (一生持ち歩くことのできる) 生きる力を親子で高めることのできる受験。
 人生の一つの通過点である受験をどう迎えていくべきなのか、詳しくお伝えしていきます。

 2020年2月現在私がこの記事を書こうと思った経緯。
 昨年末より数名の受験生と関わり、受験の結果が届く時期となりました。
 ありがたいことに今年は希望校に合格している生徒さんも多く、嬉しい報告が続いています。

 結果が出るこの時期だからこそ、まず、

なぜ受験に取り組もうと思ったのか、ご自身の家庭にとって、この受験はどう必要なのか・・・その部分をお伝えしたいと思いました。

 今回受験について気になってご訪問いただいた方はぜひ、この続きも読んでいただけるとうれしく思います。

 6回目の今回は、 ⑥中学受験を決めたら親子で意識すること です。

ここでの大きなポイントは「親子で一緒に中学受験のために、いろんなこと乗り越えていく、準備していく!!意識していくポイント」をお伝えいたします。さっそく見ていきましょう。


 中学受験をするかどうか。
 子どもが自分で考えて「中学受験したい!」と言い出すより、多くの場合、 大人が先に考えることではないでしょうか。
 親子で「中学受験をする」と決めれば、大きな一つの進路の分岐点となることは間違いありません。
 今後の生活スタイルなどの時間の使い方、塾などの費用にかけるお金の使い方、 親子ともに置かれる環境や精神的な影響など、大きく変わってきます。
 十代前半で親子で進む子どもの進路。 どのように考えるとよいか、8回に分けて書いていきたいと思います。

①そもそも中学受験に向き・不向きはあるのか
②うちの子どもは中学受験に向いてる?能力チェック編
③うちの子どもは中学受験に向いてる?性質チェック編
④うちの子どもは中学受験に向いてる?体力・メンタルチェック編
⑤親は中学受験をサポートできる? 親の資質×柔軟性
⑥中学受験を決めたら親子で意識すること ←今回はココ
⑦中学受験を後から思い立つことのメリットデメリット
⑧中学受験 合格・不合格よりも大切なこと



⑥中学受験を決めたら親子で意識すること


・中学受験に内容が関係する学習漫画などを読む


 受験をいまから始めるのに漫画???と思われましたか?

  歴史、科学、算数、慣用句や百人一首、地理。学年別・教科別の内容も含め、たくさんの学習マンガが出ています。

 人気キャラクターが主人公のものや、親しみやすい同年代の子どもが主人公のもの。そういった内容の本は、子どもも手に取りやすく、学校での学び以上に広く、深く、学ばせてくれることと思います。

 まずは、子どもが受験に馴染みやすい環境を一緒に作って行きましょう。
 多くの場合、楽しみながら学べることと思います。


・手順を踏む大切さを理解する


 学校のテスト問題と中学受験用の問題は、タイプが違います。

 何が違うかというと、学校のテスト問題は「シンプル」なのに対し、中学受験の問題は「難しく・複雑」なのです。

 たとえば、小学校の算数のテストは「アメが一袋に8個入っています。袋が全部で九袋ある場合、アメは全部で何個あるでしょうか」といった感じで、わからない数は一つです。でも中学受験のための算数の問題は「アメが8個入っている袋と5個入っている袋があります。袋が全部で13袋あり、アメが全部で83個ある場合、8個入りの袋は何袋でしょうか」というように、わからない数が複数個あります。

 しかも、わからない数を全部応えるのではなく、指定された答えだけ解答する必要もあります。その問題を読み解き、正確に答える。その力が求められているのです。

 まずは、難解な問題に慣れていく、焦らずに取り組む、段階を踏んでお子様のペースを把握していきましょう。


・テストの点数に一喜一憂しない


 第4回目、第5回目でも述べましたが、たくさん受けることになるテスト。

 一つ一つのテストで点数が出ます。でもテストの結果は受験生のお子さま、そして、保護者の方が一喜一憂するためにあるものではありません。
 テストの点数を踏まえて、何が足りていないのか、を考える必要があります。

 もちろん、テストに出る範囲がきちんと中学受験向けに勉強できていない、というのはあるでしょう。

 それと同時に、「計算力がない」「図が描けてない」「複雑な問題文を適切に読めていない」「解答が適切に書けてない」など、さまざまな課題があるものです。

 そしてそのさまざまな課題は簡単には解決しないもの。
 ましてや、途中から中学受験に参戦した場合、最初は結果は悪くて当然。数回がんばって結果が出るとも限りません。

 親子ともに「長期戦」と思って構えましょう。

今回のまとめ


 第6弾いかがでしたでしょうか?今回は中学受験を挑戦しよう、取り組もうと思った時に親子で意識すべきことを書いていきました。

 今後受験に向かう時に参考にしていただき、また分からないことや、気になることは是非お気軽にご相談いただければと思っております。

 2020年新しい受験の始まりが良き時間となりますように!!
 また次回もお楽しみに。

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