子供の算数の点数が下がった!のお悩みに
効果的な声かけその①



こんにちは。京都(宇治・伏見)のプロ家庭教師 内藤 睦です。
ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
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中学受験を考えているお子さまの算数の成績が下がった!
こんな時どう声かけしますか?
「勉強しなさい!」「計算練習増やしなさい!」などというのは一番簡単。
でも、ただむやみに勉強量を増やせば解決するかというとそうでもなく。
大切なのは、具体的に何に注意をして勉強するのか、ということです。
ただ量を増やしても、
こなしているだけとか、やっているだけだと
実際には十分力がついていない、ということも。

お子様の算数の成績が下がってきた時。
まずはどんなところで点数を落としているか、
ポイントを探って原因を考えてみましょう。
そして、点が取れない原因別に声かけ、フォローをするのが効果的です。
そういう時、プロが見る多角的な視点を取り入れ
声かけをしてみませんか?

今回はそのようなケースの第一弾です。



こんな時どんな声かけする?その①
応用問題がだんだん解けなくなってきた!



塾で小4の前半時は、まだ算数の点数は悪くなかった。
でも小4後半から徐々に成績が落ちてきた、という場合。
計算力はあるはず。学校のテストはできている。

こういったケースで考えられるのは
「問題が難しくなってきたことへの対応ができていない」
可能性です。

塾の算数の問題が、複雑でひねった問題になってきているのに
それに対応できていないのです。

設問がシンプルな学校のテストは点が取れるのに、
塾のテストとの差は開く一方。

具体的に見てみましょう。


小学校のテストとの違い



たとえば学校の単元テストの文章題はこんな感じではないでしょうか。

りんごが$5$個あります。みかんはりんごの$3$倍あります。
みかんは何個あるでしょうか。

問題文を読めば、シンプルに
$5×3=15$
とひらめき、答えが出てきます。

でも塾の算数の問題だとこんな感じ。

みかんはりんごの$3$倍で、りんごとみかんの数の差は$30$個です。
みかんは何個あるでしょうか。

シンプルではないこの問題文の状況、イメージできるでしょうか?
問題文をよく読んで、差の部分30個という
数量関係を理解しなければ正解に辿りつきません。



小4後半以降の応用問題との違い




別の問題を見てみましょう。
たとえば、小4前半の問題はこんな感じです。

$320$ページある本の$2/5$を読みました。
読んだのは何ページですか

これはシンプルですね。
$320×2/5=128$
で答えが出てきます。

でも、小4後半からはこんな感じになるのではないでしょうか。

ある本の$3/5$を読み、残りの$2/3$と$20$ページを読んだら、
残りは$52$ページになりました。
この本は全部で何ページありますか。

さあ、これは難しいです。
問題文からイメージが湧きません。

これは、元の量からどのように変化していくかをしっかり捉えないといけません。

でも、そのためには問題文にある情報をしっかり把握して
状況をイメージすることが大切です。



この時に必要な声かけその①
「今までと問題が変わってきているから、解き方を変えよう!」




それまでに計算力を高め、
たくさんの算数の問題を解いてきたお子様でも
問題が複雑になり、何を求めないといけないのかが
パッとわからなければ、正解に簡単にはたどり着けません。
そのためには問題文にある情報をしっかり把握して
状況をイメージすることが大切。
それまでに解いてきた問題より、解くのに注意力や時間が必要です。
つまり、問題の性質が変わってきているので、
問題の解き方を変える解く時の心がまえを変える
ことが必要なのです。

計算問題や学校のテストくらいの文章題、小4前半の塾の問題は、
問題文を読めば何をすればいいかはすぐわかります。
たとえるなら、ゴールがすぐそこに見える
短距離走のようなもの。
脊髄反射レベルで素早く反応できるので、サッと解けます。
でも、文章題などの応用問題は、
ゴールがすぐわからない複雑な障害物競走のようなものなのです。

ここでつまずいたお子様は、今までと同じチャチャッとしたやり方で
スピード重視で解こうとしている可能性大です。
小4後半からの算数の問題は、いろいろ注意して状況を整理した上で
注意深く、でもすばやく取り組む必要があります。
算数に対するお子さまの認識を
「障害物競走」に合わせた認識にして、
ゴールを間違えないように
障害にひっかからないように
して正解というゴールにまでたどり着くようにする必要があります。



50m走と障害物競走の絵を入れます



まずは声かけで、お子さまの認識のアップデートを!

その上で、「じゃあどうしたらいいの?」という疑問には
次のブログで次の声かけをご紹介します!




いかがでしたでしょうか?


算数でつまずき始めたかな?と思ったら
早めの対策が大切。なぜなら、積み上げ科目だからです。
「どこでつまずいているのか具体的にわからない」
という場合は、ぜひお気軽にご相談ください!!


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