受験まであとわずか!この時期、「問題をたくさん解く」よりも大切なこととは?



こんにちは。京都(宇治・伏見)のプロ家庭教師 内藤 睦です。
ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。
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冬本番の寒さが近づく今日この頃、
受験を控えたお子さまをお持ちの方は
「受験までもう少し…少しでもたくさん勉強しないと!」
とお思いかと思います。
お子様も、これまでの人生の中で一番勉強に時間を割き、
塾やご家庭でたくさんの過去問や総括学習に取り組んでおられるのではないでしょうか。

各ご家庭でラストスパートをかけるこの時期に、
中学受験をするお子様のいる保護者の方に
お伝えしたいことを今日は書きます。


人生MAX!勉強時間ハンパないこの時期の落とし穴とは?



この時期は塾やご家庭で、総括学習に加え、
とにかくたくさんの過去問に取り組むことと思います。
1周終わったらさらにもう1周、とどんどんやっていく。
さながら100本ノック。

実戦形式で試験時間を計りながら解くことで
本番さながらの緊張感を持ちながら問題を解くことができます。
丸つけに一喜一憂して、終わった後のエネルギー放出感も半端ない。
勉強時間はこれまでの人生で最高、MAX。
睡眠時間を削って勉強にあてることも出てくるでしょう。
そんな毎日をくり返すと、
「あー、よく勉強している!」と本人も周りの人間も、
この状況に満足してしまうかもしれません。

でも、ちょっと待ってください。
その勉強と満足感、本当に学力がついているでしょうか?


問題をたくさん解くことが一番大切?




この時期に過去問を解くのは
実践的な力を蓄えて、入試本番で時間内に多くの問題を解く力をつけるため」です。

本番さながらの緊張の中で「解けた!」「できなかった…」は
「もし今自分がこのテストを受けたら受かる?」という緊張感とともに
切迫感が何より違います。
そんな中で間違えたこと、わからなかったことを
「悔しい!あと1問できたらよかったのに!」と思ったりしながら
振り返ることで、実力に磨きがかかります。

実戦的な問題の解き方にも磨きがかかるはずです。
時間内でたくさんの問題を解くためのペースをつかむ。
選択肢を消去法などで考えるコツをつかむ。
問題集では見たことのない問題でも解いていくための力をつける。

でも、
気づいたら、とにかくスケジュール通りに過去問をこなすことに
一生懸命になっていないでしょうか?
やったことに充実感を感じて「よしよし、がんばったぞ~」と満足して
休憩時間を取って、見直しが不十分になっていないでしょうか?

気づいたら過去問プリントがどっちゃり溜まっていて、
頭の中にはあまり残っていない…ということもあるかもしれません。

問題をたくさん解くことは、本来問題を解く力をつけるため
やっていたら「よしよし」ではないのです。


できるようになるための、知識・理解を定着させる取り組みが大事!




確かに過去問の出来具合はとても大切なこと。
一喜一憂してしまうでしょう。

でもそれ以上に、模試と一緒で
「どうしてこの点数になったか」
「何を覚えていたら、さらに点数が取れるか」
にこだわり、自分のやり方を確認する。
ちゃんと振り返りをして、血肉にしているかどうかが大切です。

やり方はいろいろあります。
間違えた問題をコピーして、それだけ集めたノートを作る。

間違えたことを自分なりにノートにまとめたり
メモして、効率的な暗記につなげる。

それらは自分なりのやり方でいいと思います。

ノートにまとめてまとめノートを数冊作ってもいいし、
ルーズリーフにまとめてもいいし、
一トピックずつ単語カードに書いてもいいと思います。
自分に合う方法にこだわって、
とにかくどん欲に自分のものにすることが大切です。

そうやって、いろんな力をつけて、自分の完成形を目指していきます。
穴がいろいろある状態ではなく、
かなり穴のない完成形に近づいていくのです。

こういった自分なりのまとめをしている子の方が
やりっぱなし、という場合よりも、やはり力がつくと思います。
(自分なりのまとめ方については、また別記事に書いてみたいと思います)

この時期の勉強は、もちろん
「完成形に近づくための過去問取り組みと勉強」であって
達成感を得ることが第一ではないはず。
そういったことを意識することが大切です。

こんな時期だからこそ、目的をはき違えず、
「本当に力がついているかな?」と注意することが大切だと思います。


この時期に保護者ができることとは?




塾での授業や自習のために送り迎えをする。
お弁当や夜食を用意する。
必要な教材をコピーしたりまとめたり。願書などさまざまな用意もあります。
いろいろ励ましたりグチを聞いたり叱咤激励する。
そういったもろもろのフォローができるのは、
近くにいる保護者だけです。
でも、それ以外にも身近にいる保護者だからこそできることがあります。

その子が良い状況に持っていけているかを見てあげることです。

前より計算で正解するようになっているか?
覚えていることが増えているか?
前に間違えた範囲の問題ができるようになっているか?
そういった細やかなところを見て成長や確かに過去問の出来具合はとても大切なこと。

でもそれ以上に、模試と一緒で
「どうしてこの点数になったか」
「何を覚えていたら、さらに点数が取れるか」
にこだわり、自分のやり方を確認する。
ちゃんと振り返りをして、血肉にしているかどうかが大切です。

模試やプレテストもほぼ終わり、
自分が成長しているかどうかを客観的に判断できる機会はかなり少なくなっています。
過去問が解けるかどうかはもちろん大切です。

勉強するのはその子本人です。
テストを受けるのはその子なので、保護者や教える側が代わりに解いてあげたり
覚えて答えてあげたりすることはできません。

本番直前のこの時期、あれこれ気がかりなこともあるかもしれません。
でもとにかく何かをやることが大切。

過去問をやるばかりでなく、計算問題に取り組んだり
チェック問題集を取り入れて基本的な知識の網羅を確認するといった
ことも、実力底上げ、そして何より
本人の自信につながります。

もし何かあれば、ご相談いただければと思います。
一つだけではない解決策をいろいろご提案することができますので
よろしければお気軽にお尋ねください。
あれこれ思うことも多い時期。
もしよろしければお気軽にご相談ください。
これまでの経験から、第三者的なアドバイスができると思います。


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