こういう場合はどうする?:よくあるご相談
中学1年生の「数学ができない!」のお悩み
こんにちは。京都(宇治・伏見)のプロ家庭教師 内藤 睦です。
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今回は、数学・算数の勉強について
ちょくちょくご相談をいただくケースに対する私なりの
原因分析と解決策を書いてみたいと思います。
こういう場合はどうする?:よくあるご相談
中学1年生の「数学ができない!」のお悩み
★中学校に入って数学の成績が落ちた ★特に応用問題が解けない |
よくあるケースです。
小学校の算数ではそれほど大きな問題はなかったとしても、
中学数学に入るといろいろ問題が出てくる。そして「どうしよう」となる。
おそらく、考えられる原因は以下の3つです。
原因 ①数学の考え方がわかりづらい、定着していない ②問題文の状況が理解しきれない ③計算が追いつかない |
一つずつ見ていきましょう。
①数学の考え方がわかりづらい
数学がわかりにくい、難しいという人には
「負の数×負の数はなぜ正の数になるの?」といったことから始まり
「なぜこの状況をこの式で表すの?」「書いてあることの意味がよくわからない」
という「?」がいっぱいつく感覚があるのかな、と思います。
よくわからないので、「何がどうわからないのか」を
自分で説明するのも難しいのではないでしょうか。
数学の教科書では、
日常風景を切り取って数学的に考えようとする
生徒2人の会話文から始まって
数学的な理解を進める展開になっているのですが
そこを自分で見ても展開に乗り切れない、
理解しきれない、という感じだと思います。
算数は「りんご2つとりんご3つで合わせて5。
つまり 2+3=5」と
日常生活の中のイメージで理解できるものが多いのですが
数学は、抽象的な思考を進めるために
負の数を使ったり、文字を使ったり、イメージしにくいものを
たくさん道具として使っていきます。
そうすると「説明文は読めるけど、意味がよくわからない」
ということになってきます。
グラフの読み取りが苦手、などもここに入るでしょう。
②問題文の状況が理解しきれない
特に応用問題の問題文が理解しきれない、示す状況がわからない、といったところでしょう。
たとえば今までなら「三角形」といえば辺の長さが具体的に出ていたのに、
「辺a、辺b、辺cがあり、a+b<cである」といった説明は「??」となるでしょう。
方程式の応用問題でよく出る「速さ、水よう液濃度」といった範囲は
「みはじ」といった速さの考え方や、濃度 %、つまり割合が
スラスラ使いこなせていない可能性があります。
数学の授業では解説時間がそこまで取られないので、
理解を深めて問題を解くことが難しいかもしれません。
でもそういった応用問題はテスト後半にしっかり出題されるので、
正解できないと点数に明らかにはね返ってきます。
③計算が追いつかない
ここは個人の計算力によるのですが、
もし計算に時間がかかったり正解率がそれほど高くない場合でしたら、
これも数学の点数を下げる要因になるでしょう。
正負の数(プラスマイナスの数)が出てきて、
式の中に数字だけでなく文字が入ってきて、
わり算ではなく逆数を使う、
という次々と新しい技が出てきます。
得意な人なら難なく慣れるものなのですが、
元々「あんまり数字は好きじゃないな~」と思っている人にとっては
このスピーディーな展開はツラいはず。
さらに、正負の数の計算、文字式の計算などの計算問題がメインの範囲でも
最後の方の問題は小数や分数がたくさん出てくるので
小数の扱い方や分数の通分などがイマイチスムーズでなければ
この辺のラスボス問題に時間もエネルギーも消費して
「大変すぎ!数学イヤ~!」となるでしょう。
「じゃあどうすればいいの?」という場合、対策のポイントはこの3つ!
対策のポイントはこの3つです。
対策 ①数学に触れる時間を増やす ②数学的な考え方・問題の状況に慣れる ③計算力をアップさせる |
①数学に触れる時間を増やす
苦手→あまりやりたくない→やらないからわからない→苦手意識強まり、さらにやりたくなくなる
この負のサイクルを崩すためには、
苦手でもなんでもやはり数学に取り組む時間を増やす必要があります。
数字や数学と仲良くなったら「こんなヘンなやつもいるんだな」くらいの感じで
数学と「親友」とはいかないまでも、存在を許容できる「お友達」くらいにはなれるのではないでしょうか。
②数学的な考え方・問題の状況に慣れる
これは英語の文法に慣れるようなもので
「ああ、この言い回しはこういう意味なのね」
「このややこしい文はこういう考え方で書かれているのね」
といったことに慣れることが大切になってきます。
問題を一定量見るうちに「ああ、こういう意味ね」
「数学の問題文ってこんな言い方好きなのね」と
数学さんのキャラに慣れてくると思います。
③計算を繰り返して慣れる
公文とまでは言いません。でもやらなければ計算力アップしません。
カギは自分のレベルに合う計算練習をすることです。
やり方を教えてもらったりしながらレベルに合うものを続けることで
それほど大変な思いをしなくても計算力をアップさせることができます。
ちなみに、
小学校から算数に苦手意識があり、小数や分数が苦手だと、
計算方法を見直し、一定の計算練習をする必要が出てくるので
問題が解けるようになるのにかかる時間には個人差が出てきます。
「やることはわかった!でもやること多すぎ!どれだけ勉強しないといけないの?」
「数学でどうなりたいか?」という目標に合わせて
具体的な勉強方法や時間の目安についてお伝えします。(あくまで目安です)
具体的な目標 ①これまでの穴埋めをしたい ②これまでの穴埋めをしつつ、学校の定期テスト対策もしたい ③計算力をとにかくつけたい |
①これまでの穴埋めをしたい
穴はいろんなところにある可能性があります。
分数の理解が十分でないかもしれない。
割合をしっかり理解できていないのかもしれない。
文字式で、文字を数字のように扱うのがスラスラできない
などなど、人によって様々です。
まずはどこに穴があるか把握して、しっかり埋めていきましょう。
正直、穴によってかかる時間は様々ですが、対策➀の
「数学に触れる時間を増やす」ことを意識して、週2、3回は
1時間程度でいいので学習していくと1か月くらいで効果が出ると思います。
(人によってはもっと早いかも)
穴が埋まることで、結果的に数学全体の理解が深まるので
思い立ったらすぐ!
②これまでの穴埋めをしつつ、学校の定期テスト対策をしたい
この場合は、上記の練習ペースを少し落としながら、
学校の授業を予習も含めてやっていくのが大切です。
計算にプラスして、教科書などベーシックなものをベースに、
授業進度に合わせた学習をしていくとよいでしょう。
中1範囲なら、1週間に2時間ほど数学、1時間ほどこれまでの穴埋め、
という感じでできると理想的で、テスト前に慌てなくて済むと思います。。
③計算力をとにかくつけたい
この場合は計算のやり方の確認と計算練習を中心に進めるとよいでしょう。
まずは苦手な計算分野、たとえば正負の数の計算や、分数の計算などの
やり方や計算の効率的な進め方を確認し、短時間でいいので
毎日のようにどんどん練習を進めることをぜひお勧めしたいところです。
学校の授業範囲がわかり、できるようになると、
数学に前向きに取り組む気持ちも出てくると思います。
なので、大変かもしれませんがおすすめです!
最後に。
苦手なものは少ない方がいいに決まっています。
数学ができる方がいいことはたくさんあるので、ぜひ一緒にやっていきましょう!
「どうしたらいいの?」と勉強に関するお悩みが何かあれば、お気軽にご相談ください。
解決策を一緒に考え、生徒様と一緒に頑張ります!
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